「大きなおむすび」シリーズは、通常の手巻おむすびの約1.5倍サイズで「1個で満足したい」というニーズに応える商品として企画された。
ファミマは米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手を「おむすびアンバサダー」に起用し、これまで複数回にわたりキャンペーンを展開している。
2025年3月には「おむすび二刀流、解禁。」と題し、おむすび専門店「ぼんご」(東京都豊島区)が監修した新作2種と、「大きなおむすび」2種を発売。キャンペーン商品の3週間合計の販売数量は922万個を突破し、おむすびカテゴリーの販売金額は前年比120%超えと好評だった。
同年8月、11月にも同様のキャンペーンを実施。11月の「おいしさ、新次元へ。」では新商品4種類を発売し、販売金額は前年比140%超えと伸長した。
おむすびカテゴリーが好調の一方で、米やのりの価格高騰という逆風もある。米価格は1年間で約45%(農林水産省調べ)、のりは約34%(海苔増殖振興会調べ)上昇した。こうした状況下で、おむすび1個当たりの平均単価も上昇傾向にある。
木内氏は「単に安いものを求めるのではなく、失敗しない価値ある1個を求める傾向がある」と分析する。
実際に「大きなおむすび」の店舗当たり販売金額は、前年比で約300%超を記録。2025年6月に実施した、価格据え置きで通常おむすびの具材を増量したキャンペーンでも、実施前週比で店舗当たり販売金額が約160〜210%伸長した。
「消費者は価格に見合う、あるいは価格を超える満足度やお値打ち感を、これまで以上にシビアに求めている。原材料コストは高止まりし、業界全体でおむすびを取り巻く環境は非常に厳しい局面を迎えているが、ピンチではなく、期待値が上がった絶好のチャンスだと捉えている」と木内氏は語る。
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