「第5次ブーム」カプセルトイはなぜ人気? 専門店が続出、イオン・ゲオも注目する納得の背景(4/5 ページ)

» 2026年03月12日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

イオンやゲオもカプセルトイ市場に参戦

 昨今のブームは大手小売業者による参入ももたらした。イオンの上場子会社イオンファンタジーは2018年に「TOYS SPOT PALO」の1号店を出店。全国のイオンに出店しながら店舗数を拡大しており、2025年10月末時点で240店舗となった。

 地方の人口減少やコロナ禍により、各地のイオンではアパレル店の撤退が相次いだが、空いたテナントを活用する形で出店し続けている。イオンファンタジーはゲームセンターも展開しているが、電気代が比較的かからないTOYS SPOT PALOの方が利益率は高いという。

 「ゲオ」や「セカンドストリート」などを展開する中古品売買大手のゲオホールディングスもカプセルトイ専門店「カプセル楽局」を展開する。

 2022年7月に1号店を出店し、現在は約60店舗を展開する。薬局のように店舗は白を基調としたデザインで、白衣を着た従業員が景品を補充している。他社が施設内に出店するのに対し、カプセル楽局は主に路面店として出店しているようだ。

出所:カプセル楽局公式Webサイト

 カプセルトイ専門店は、そこを目的として訪れるよりも、マシンを見て衝動的に入店する客が多い。間口が広い施設内店舗の方が有利である。拡大のペースが限られている背景には立地戦略が影響していると考えられる。

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