ゲームセンターもカプセルトイに頼るようになった。1990年代から2000年代前半にかけてアーケードゲームやレースゲームのヒットが相次ぎ、ゲーセンは黄金期を迎えた。しかし、家庭用ゲームの高性能化やスマホの普及によりゲーム需要が低下。各社はクレーンゲームを筆頭に、カプセルトイにも頼るようになっている。
GENDAは自社が展開するゲーセン「GiGO」にカプセルトイコーナーを設け、バンダイナムコアミューズメントも同様のコーナーを設置している。電気代の高騰により従来型ゲーム1プレイ(100円)当たりの利益は6円にまで縮小しており、単価が大きく回転率の高いカプセルトイはゲーセン業界にとって頼みの綱となった。
日本カプセルトイ協会によると、カプセルトイの市場規模は1960億円(2025年)である。商品単価は300円・400円がピークであり、20〜30代女性がメインターゲットだという。
単価が低く、消費者側の負担が大きくない上に、事業者側から見れば電気代・人件費を抑えられる低コストの業態である。新たなアニメ・キャラクターが登場するごとに関連グッズの需要も高まるため、新たな消費の場として定着していきそうだ。
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
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