「第5次ブーム」カプセルトイはなぜ人気? 専門店が続出、イオン・ゲオも注目する納得の背景(5/5 ページ)

» 2026年03月12日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]
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「100円売って、もうけは6円」低利益のゲーセン業界も飛び付いた

 ゲームセンターもカプセルトイに頼るようになった。1990年代から2000年代前半にかけてアーケードゲームやレースゲームのヒットが相次ぎ、ゲーセンは黄金期を迎えた。しかし、家庭用ゲームの高性能化やスマホの普及によりゲーム需要が低下。各社はクレーンゲームを筆頭に、カプセルトイにも頼るようになっている。

 GENDAは自社が展開するゲーセン「GiGO」にカプセルトイコーナーを設け、バンダイナムコアミューズメントも同様のコーナーを設置している。電気代の高騰により従来型ゲーム1プレイ(100円)当たりの利益は6円にまで縮小しており、単価が大きく回転率の高いカプセルトイはゲーセン業界にとって頼みの綱となった。

 日本カプセルトイ協会によると、カプセルトイの市場規模は1960億円(2025年)である。商品単価は300円・400円がピークであり、20〜30代女性がメインターゲットだという。

 単価が低く、消費者側の負担が大きくない上に、事業者側から見れば電気代・人件費を抑えられる低コストの業態である。新たなアニメ・キャラクターが登場するごとに関連グッズの需要も高まるため、新たな消費の場として定着していきそうだ。

著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


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