そんな中、ブルーマンデーの解消に動き始めた企業も出てきました。以前、講演会でうかがったある中小企業では、月曜日を午後からの出社に変更し、生産性向上につなげていました。
「月曜の午前中に会議をやっていたのですが、あるとき『午後に変更できないか?』と部長から言われたんです。『持病があって、主治医の先生が月曜の午前しかいない』と。メンバーに聞いたら、その中の1人から『サザエさん症候群対策になりますね』と言われました。私も、月曜の朝はなんだか調子がでなかったので『じゃあ、やってみよう』ということになりましてね」
「そうしたら、みんないい顔で出社してくる。中には、カフェで資料作ってきた、なんて社員もいました。月の労働時間の削減にもなったし、生産性は明らかに向上した。前の週の金曜日に仕事が集中しているので『土日ゆっくり休んで、月曜の朝もゆっくりできると思うだけでがんばれる』という意見もあります」
この成功例が示しているのは、ベア・ミニマム・マンデーズを単なる個人の「サボり」ではなく、組織の戦略として取り入れることの有効性です。企業がブルーマンデー対策として実践すべきことはシンプルです。
「休む権利」を個人の責任にするのではなく、チーム全体の生産性を高めるための「戦略的な余白」として位置付ける。そうした意識変革こそが、誰もが健やかに働ける職場を作る鍵となるはずです。
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