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広がる「月曜日はあえて頑張らない」働き方 「サボり」と責める前に、企業が見直すべき「余白」の意義河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(3/3 ページ)

» 2026年03月13日 07時00分 公開
[河合薫ITmedia]
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「元気になる力」も不可欠

 さらに、心身をリラックスさせるだけでなく、自ら「元気になる力」を取り入れることも不可欠です。そこで注目したいのが「テンプテーション・バンドリング」(誘惑の抱き合わせ)という手法です。

 これは「やらなければならないこと=業務」と「心がウキウキすること=誘惑や楽しみ」を同時に行うという戦略です。日々のタスクの中に、自身を前向きにさせる「健康要因=元気になる力」を意図的に組み込む試みと言えます。

 例えば「月曜の午前は、お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら週の計画を立てる」「デスクの整理中に、大好きな音楽をかけてモチベーションを上げる」といった工夫です。単に仕事を減らすのではなく「自分自身が能動的にワクワクできる要素」を業務の中にバンドル(束ねる)することで、憂鬱な月曜でも、自発的なエネルギーが湧いてくるはずです。

kk 「ブルーマンデー」を仕組みから変える(提供:ゲッティイメージズ)

 ベア・ミニマム・マンデーズを「サボり」として切り捨てることは簡単です。ですが「効率的に仕事を進めるための助走」として認識し、組織全体で取り入れる手もあるのではないでしょうか。企業の経営層や管理職層は、効率だけを追い求めるのではなく、効率を上げるために何ができるかにも目を向けてください。

河合薫氏のプロフィール:

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 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。その後、東京大学大学院医学系研究科に進学し、現在に至る。

 研究テーマは「人の働き方は環境がつくる」。フィールドワークとして600人超のビジネスマンをインタビュー。著書に『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアシリーズ)など。近著は『残念な職場 53の研究が明かすヤバい真実』(PHP新書)、『面倒くさい女たち』(中公新書ラクレ)、『他人の足を引っぱる男たち』(日経プレミアシリーズ)、『定年後からの孤独入門』(SB新書)、『コロナショックと昭和おじさん社会』(日経プレミアシリーズ)『THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論』(プレジデント社)、『40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか - 中年以降のキャリア論 -』(ワニブックスPLUS新書)、『働かないニッポン』 (日経プレミアシリーズ) 、『伝えてスッキリ! 魔法の言葉』(きずな出版)など。

 新刊『「老害」と呼ばれたくない私たち  大人が尊重されない時代のミドル社員の新しい働き方』(日経BP 日本経済新聞出版)発売中。


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