送別会の話をする前に、ひとつ整理しておきたいことがある。送別会は誰のために開くのかという問題だ。
「退職する人を送り出すため」と考える人が多いだろう。しかし実は、送別会にはもうひとつの側面がある。残される側が「ありがとう」と感謝を伝え、区切りをつけるための場でもあるのだ。
つまり、送別会は退職者だけのものではない。送る側と送られる側、双方にとっての「けじめの場」である。この前提を踏まえた上で、退職のパターンによって送別会のあり方がどう変わるかを考えていこう。
最も分かりやすいのが、定年退職のパターンだ。
数十年にわたって会社に貢献し、定年を迎えて退職する。このケースでは、職場の多くの人が「ぜひとも送別会を開いて、盛大に送り出したい」と自然に思うだろう。退職する本人も、長年の仕事を振り返り、仲間との別れを惜しむ気持ちがある。
このパターンでは、送別会は「開くべきかどうか」ではなく、「どう盛り上げるか」が議論の中心になる。退職者の功績を振り返り、感謝を伝え、新たな人生の門出を祝う。送別会がもっとも美しく機能するケースである。
ただし、ここでも注意点はある。本人が大げさな会を望んでいないこともある。
「これからは若い人の時代だから」
「静かに去りたいんだ」
という希望があるなら、少人数のランチ会やお茶の場に切り替えるなど、規模の調整は必要だ。主役の意向を無視した「盛大なサプライズ」は、善意の押しつけになりかねない。
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