土肥: 話を聞いていると、コスト、コスト、コストなわけですね。以前から、その意識は強かったのでしょうか?
工藤: 20年ほど前の話になりますが、いまほど重視していませんでした。例えば、オープン前の準備について。いまは30分または45分を目安にしていますが、当時は1時間30分ほどかけていました。
なぜ、のんびりしていたのかというと、客数が多かったから。パチンコ店がどんどん増えていたので、売り上げも伸びていました。こうした背景があったので、コストのことをあまり意識していなかったんですよね。
土肥: 物価高の影響で、飲食店の多くが値上げをしていますよね。めん六やでは、どのように対応していますか?
工藤: お客さまの多くは、リピーターなんですよね。ということもあって、いきなり100円、200円といった単位での値上げは難しい。ですので、10円、20円といった形で、少しずつ値上げしていくしかないですね。
土肥: ところで、人気メニューは何でしょうか? スピード重視ということもあって、それほど多くはないですよね。ラーメン、うどん、そば、カレーなどがあって、お店によっては揚げ物の定食がある。
工藤: 一番人気は「味噌ラーメン」(820円)ですね。しかも、圧倒的に売れていて、全メニューの16%ほどを占めています。ほかにも「赤味噌ラーメン」(870円)などがあって、それらを合わせると、味噌系は23〜25%ほどになる。全国46都道府県で展開していますが、どの店舗でも1位は「味噌ラーメン」なんですよね。
土肥: ん? なぜ、味噌ラーメンが人気なのでしょうか? パチンコを打っていると、味噌を食べたくなるとか?
工藤: いや、その関係性はよく分かりません。めんについては、他のメニューでも同じものを使っていますが、味噌ラーメンについては、いろんな調味料を使っているんですよね。やや辛味を感じるペペロンチーノオイルなどを入れているので、後味が残りやすいのかもしれません。
土肥: なぜ、味噌ラーメンの人気が高いのか? 味そのもの以外の理由は、よく分からないということですね。ただ、少なくとも「台を打ちながら味噌が恋しくなる人」は、思った以上に多そうです。本日はありがとうございました。
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