コミックシーモアは女性ユーザーが約6割を占めることから、「男性ユーザー層の開拓」を目的に2025年、スポーツ専門の動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」に広告を配信した。実施時期はJリーグ開幕の2月と、連休によるマンガ需要期でスポーツ観戦も盛り上がる5月。広告配信後のスポーツジャンル作品の購入者数や売上はともに120%増となり、特にサッカージャンルの購入者数は広告出稿前後で5倍に急増したという。
昨年はテレビCMと同じクリエイティブを使用したが、広告効果が確認できたことから、今後は「サッカー漫画を読むなら」「野球漫画を読むなら」といったオリジナルのクリエイティブを制作し、さらに成果を高めたいとしている。
ヒット作品には共通の特徴があるという。河上さんは「化け物級の作品は読めばすぐ分かる」と話す。
「読んでいて怒りが込み上げるくらい、キャラクターや展開に衝撃を受けた作品は、続きや結末が気になってお金を払ってでも読みたいと思う。そういう心を動かす作品がヒットします」
作品を読みながら感じる熱量や感情の強さは、読者の購買意欲にも直結する。しかし、この感情は作品を読まないとわからない。読む時間の確保は大きな壁だ。
AIでのデータ分析や作品要約の活用も議論されるが、河上さんは「本当に心を動かす作品を選ぶには、人間が実際に読むことが欠かせない」と強調する。
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