印象深かったのは、入浴中の映像だ。入浴中は前方壁面に映像が投影され、ワイヤレスイヤホンから映像と同期した音楽が流れてきた。映像は3種類あり、いすに設置されたセンサーで体験者の心拍数を計測し、緊張度合いに応じてふさわしいものが再生される。
この日は緊張気味と判定され、落ち着かせる効果がある海を中心にした映像が再生された。海中を泳ぐウミガメやクジラの映像を見ていると、大阪のビルの一室とは思えない気分に。同社がテーマに掲げる「心もリフレッシュする」にふさわしい内容だった。
お湯が排水され、体を乾燥させる送風の後、カバーが開いた。肌を触ってみると思っていた以上に滑らかで、洗剤は使われていないのに整髪料を付けていた髪もサラサラになっていた。
万博で展示されたのと同機種は、装置に加えて濾過(ろか)機やタンク、排水設備などが必要なため一般向けではなく「生産は50台くらいまで」という。同社はよりコンパクトな一般普及型の機種を発表しており、介護現場などでの導入を見込む。
今回の体験でも、病気やけが、高齢で体が不自由になった人の入浴支援での応用の可能性を感じた。すでに導入している一部施設では、一般向けの入浴体験をしている所もある。より多くの人が体験し、未来の入浴の形に想像を膨らませてもらえればと思う。(秋山紀浩)
祇園に「1泊300万円の部屋」 泊まる人は何をしているのか 帝国ホテルの総支配人に聞いたcopyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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