「HOKA」のシューズ、ファッションからアスリートまで市場を横断 なぜ選ばれるのか?(2/3 ページ)

» 2026年04月06日 07時30分 公開
[酒井政人ITmedia]

「オシャレ」だけではない ランニングシューズとしても存在感

 また、ランニングシューズとしての人気も高まっている。「ランナー世論調査2025」によると、HOKAは「現在履いているシューズメーカーTOP10」でアシックス、ナイキ、アディダス、ニューバランスに次ぐ5位(14%)。「気になるシューズブランドTOP10」は僅差だが、人気のOn(23%)を抜いて、1位(24%)を獲得した。

「気になるシューズブランドTOP10」(画像:アールビーズ「ランナー世論調査2025」より)

 Onはスタイリッシュ路線だが、HOKAは武骨ながらのカッコよさを訴求している点が異なる。運動や街歩きなど、さまざまなシーンで着用者が増えていることで、見かけた人が「履いてみたい!」と思うブランドになっているようだ。実際のところ、ランニングシューズとしてのパワーはどれぐらいあるのか。

 「IAU100km世界選手権2022」の金メダリストで、「2025-2026 IAU 50km世界選手権」のアジア記録保持者である岡山春紀選手(コモディイイダ)はHOKAの特徴をこう語っている。

 「2025年9月の千歳青葉ウルトラトラックレース 50キロでカーボンファイバープレート入りの『ROCKET X 3』を履きました。前モデルより軽量化して、柔らかすぎず、反発力もあって感触はすごくいい。クッション性があるので後半にも脚が持つんです。ウルトラランナーにはHOKAを履いている人が多いですよ」

 なお、HOKAはサロマ湖100キロウルトラマラソンに協賛しており、「HOKA 100km ワールドレコードチャレンジ」という企画も実施している。世界記録賞には賞金100万円を用意するなど、広告投資にも積極的な姿勢を見せている。

「HOKA 100km ワールドレコードチャレンジ」を2024年に開催した(画像:Deckers Japanプレスリリースより)

 ブランドの認知拡大としては、近年『24時間テレビ』(日本テレビ系)でチャリティーランナーがHOKAのモデルを着用しているのも大きいだろう。2024年のランナーだった、芸人のやす子さんは「CLIFTON 9」というモデルを着用していた。

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