“シンナー高騰”が直撃 「塗装工事業」倒産、過去20年で最多に(1/2 ページ)

» 2026年04月08日 14時32分 公開

 東京商工リサーチの調査で、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の「塗装工事業」の倒産(負債1000万円以上)が143件(前年度比22.2%増)となり、過去20年で最多だったことが分かった。塗料などの資材価格の高騰や慢性的な人手不足、顧客獲得競争の激化などを背景に、倒産が急増している。

photo 東京商工リサーチは、2025年度「塗装工事業」倒産動向を調査した(提供:AC)

 「塗装工事業」の倒産は、2013年度以降100件を下回る水準で推移し、コロナ禍の2021年度には57件まで減少した。だが、2024年度は117件に増加して再び増勢に転じ、2025年度は143件に達した。1989年度以降では、ピークだった2000年度の164件に迫る5番目の高水準となった。

photo 「塗装工事業」の倒産件数 年次推移(出所:プレスリリース)

 倒産原因の8割超が「販売不振」、1割超が赤字累積による「既往のシワ寄せ」で、業績不振に直結するこれら2要因が大半を占めた。資本金別では「1000万円未満」が133件(構成比93.0%)と、小・零細企業が中心だった。長引く業績低迷のなか、体力の乏しい小規模事業者の行き詰まりが目立っている。

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