東京チカラめしの会社、今は「水産」で稼ぐ 売上の半分を占めるまでに成長、なぜ?(2/4 ページ)

» 2026年04月09日 07時30分 公開
[宮本建一ITmedia]

リーマンショック、東日本大震災を乗り越え生まれた「東京チカラめし」

 2007〜2008年、米国のサブプライムローン問題に端を発する金融不安と、2008年9月のリーマンショックにより、個人消費は急激に冷え込みました。三光マーケティングフーズも例外ではなく、来店客数の減少や客単価の低下に直面します。

業績推移(画像:三光マーケティングフーズ「2009年6月期 第33期報告書」)

 打開策として、同社は低価格の新ブランド「電撃ホルモン」「金の蔵Jr.」を立ち上げました。消費者が「低価格」に価値を見いだす流れを捉え、「全品300円居酒屋 金の蔵Jr.」を展開。その後も「全品299円居酒屋」「全品270円居酒屋」と次々と新店を開業しました。

 収益性は低下したものの、売り上げの大幅な落ち込みは回避し、リーマン不況を乗り越えます。

 続く試練が、2011年3月の東日本大震災です。甚大な被害を受け、世の中が沈む中、「東京から日本にチカラを!」との思いを込め、焼き牛丼「東京チカラめし」を開発。2011年6月、池袋西口店に1号店をオープンしました。

 居酒屋業態にとどまらず、三光マーケティングフーズの原点である「牛丼」業態に再び挑戦。これまでの経験とノウハウを生かして新たな成長の柱を模索していきます。

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