2025年6月、ショート動画アプリ「TikTok」内で、動画やライブ配信を通じて紹介された商品をそのまま購入できる「TikTok Shop」の提供が日本でも始まった。
TikTokでは、ユーザーの興味関心に合わせて関連性の高いショート動画が次々と表示される。その中に商品紹介の動画やライブ配信が含まれ、自然と商品に出会える仕組みだ。日本でも多くのブランドが参入し、新たな販売チャネルとして注目されている。
ショート動画領域で広告代理店・事務所事業を展開するstudio15の調査では、2026年のTikTok Shopの市場規模は約1280億円と推計されている。国内のショップ数は5万店以上、登録クリエイターは20万人以上に達しているという。
こうした中、2025年10月6日にTikTok Shopに参入した松屋フーズ(東京都武蔵野市)は、出店1カ月目に月商3800万円を達成し、これまでの最高月商は8500万円を記録した。
主に販売しているのは「牛めしの具(プレミアム仕様)」(10食5000円)や、レトルトの「オリジナルカレー」(8個3600円)などだ。まとめ買いが中心となることから客単価は約6000円と実店舗よりも高い。
購入者層にも違いがある。実店舗では会社員の男性などが中心である一方、ECでは主婦など女性の利用が目立つ。他方で、ランチ時間帯に実施しているライブ配信では、実店舗で牛めしを食べながら配信を視聴するファンもいるという。
国内大手企業も複数参入しているが、出店開始から約100日間の累計売上が100万円前後にとどまるケースも見られる。その中で、松屋フーズの実績は際立って高い。
TikTok Shopで売り上げを伸ばすには、どのような取り組みが必要なのか。従来のECサイトとは何が異なるのか。松屋フーズをはじめ、食品関連企業のEC支援を手掛けるGastroduce Japan(福岡市)に話を聞いた。
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