日清食品は、この商品を通じてカップライス市場全体の拡大を狙う。インテージSRI+によると、同社のカップライス商品の市場規模(販売金額ベース)は、2021年度の100億円から2024年度には150億円を突破。2025年度には、200億円を超える見込みだ。
一方で日清食品の調査では、年に1回以上カップ麺を購入する消費者が8割以上に上るのに対し、カップライスは1割強にとどまる。「カップライスのユーザーが拡大すれば、市場はさらに伸長していく」(同社)と期待を込める。
お湯を注いで待つという点ではカップ麺と同じだが、カップライスの歴史はまだ浅い。ただ、白ごはんという身近な食事を入口にすることで、商品自体の認知は広がりそうだ。一方で、手軽にごはんを食べたい需要には、すでにパックごはんという定番がある。本商品がその市場に食い込めるかが焦点となる。
お湯だけで調理できる手軽さや、カップにおかずを入れてそのまま食べられるアレンジ性は、パックごはんにはない強みだ。さらに、価格面でも優位性がある。パックごはんの売れ筋商品の希望小売価格は1食295〜321円(インテージSRI+調べ)だが、「ふっくら釜炊き ごはん」(224円)は、それより手に取りやすい価格帯となっている。
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
なぜパチンコ店の飲食は成り立つのか “3分で出す”とコスト70%のしくみ
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング