土肥: レンタルの価格を見ると、3点セット(スカート+リボン+シャツ)の場合、当日返却で2400円。高校生にとっても、手が出る金額かなと思いますが、反響はいかがでしたか?
堀: 「この店で制服を借りられる」という知名度がなかったので、当初は苦戦しました。ただ、口コミの広がりもあって、じわじわと人気が出てきまして。繁忙期の2〜3月には、売り上げが想定の2倍ほどになりました。
土肥: ふむふむ。ところで、どのような人が借りているのでしょうか?
堀: 当初、中学生または高校生が多いかなと思っていました。もちろん、その世代も多いのですが、大学生の利用も少なくありません。高校を卒業すると、制服を着る機会ってほぼないですよね。そうした中で、「遊びに行くなら制服を着てみない?」といった友だち同士の会話をきっかけに、来店するケースも多いです。
土肥: 高校生のときに制服を着ていた人であれば、不要ですよね。なぜ、わざわざ借りるのでしょうか?
堀: 次の4つのパターンが多いですね。高校生のときに指定の制服がなかったので、借りに来た。制服はあったけれど捨ててしまったので、借りに来た。制服はいまも持っているけれど、デザインが好みでないので、かわいいものを借りに来た。友だちと同じ制服を着たいので、借りに来た。
また、大学で彼氏ができたケースもありますね。高校が違うので本来の制服はそろわないんですが、“なんちゃって制服”で同じデザインを選んで、「そろった雰囲気で写真を撮りたい」と。ちょっとした思い出づくりですね。
あっ、ちなみに、利用者のほとんどは女性です。男性は交際相手に付き添って来店し、「私はこのデザインを着るから、あなたも同じにして」と言われ、その流れで借りるケースがほとんどですね。ほぼ、自分の意見はない(笑)。
あと、コロナ後はインバウンドのお客さまが増えました。原宿の店で借りて、近くの観光地を歩く……といった人も多いのですが、制服を着て「鎌倉に行く」という声もよく耳にします。
土肥: 原宿から鎌倉に? 鉄道で1時間ほどかかりますが、なぜ?
堀: 漫画『スラムダンク』で、鎌倉の踏切が登場しますよね。いわゆる“聖地”とも呼ばれている場所で、作品のシーンを再現するかのように、制服を着て写真を撮る人が多いんです。
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