「怒り」「イライラ」が収まらない若手社員 それでも成果を出させたい上司はどうしたらいいのか?「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/4 ページ)

» 2026年05月05日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]
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特に押さえてほしい2点

 先述した7つの手順の中で、特に押さえてほしいのは以下の2つだ。

 (2)中間目標を設定する

 (6)スケジュールに落とし込む

 (2)の「中間目標」は、多くの人が設定しない。目標を決めたら、すぐに計画を立ててしまうのだ。それだと手順が間違っている。

 ゴールが遠すぎると、人は何から手をつければいいか分からなくなる。だから中間目標(フェーズやマイルストーンとも表現できる)を置くことで、「今自分はどこにいて、次に何をすべきか」が見えやすくなる。これだけで、無力感の発生確率は大きく下がる。

 さらに、計画とスケジュールの違いを理解することも重要だ。計画とは「いつからいつまでに、何をするか」であり、スケジュールとは「何日の、何時から何時までに、何をするか」だ。多くの人が、この区別をせずに動いている。区別できていないから「計画倒れ」が生まれてしまうのだ。

 今回紹介した7つの手順は、私の新刊『目標達成の全スキル』に体系的にまとめてある。

 目標設定の正しいやり方から、中間目標の作り方、課題設定の技術、行動計画の組み立て方、スケジューリングとタスク管理まで。「目標達成するための手引き書」として、手順を一つ一つ丁寧に解説している。

 「意識を高めたい」「モチベーションを上げたい」という人には向かない。しかし「本気で目標を達成したい」「部下に正しい手順を教えたい」と思っている人にはおすすめだ。

 若手社員の怒りやイライラに頭を悩ませている上司の方にこそ、手に取ってもらいたい。部下に渡す一冊として、また組織の勉強会のテキストとして、ぜひ活用してほしい。

正しく立てて成果につなげる 目標達成の全スキル

「目標は立てている。でも、なぜか達成できない――」

その原因は、努力不足でも意志の弱さでもありません。

多くの場合、問題は「正しい目標の立て方ができていない」ことにあります。

本書は、目標設定から計画立案、行動設計、進捗管理までを一気通貫で整理した、「実践型・目標達成の教科書」です。

営業コンサルタントとして数多くの現場を支援してきた横山信弘氏が、成果を出す人と出せない人の決定的な違いを体系化。目標達成を“精神論”から解放し、やる気に頼らず仕組みと運用で、目標設定から行動管理までを一気通貫で学べる目標達成本の決定版です。


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