2023年卒以降と比べた変化として顕著なのが、日系大手企業の人気回復だ。特に、金融業界やメーカーが再評価されている。
先述したワンキャリアの調査では、金融業界では三井住友銀行や三菱UFJ銀行などのメガバンク勢、メーカーではキリンHDやサントリーHDなどが存在感を高めている。
背景には、賃上げの動きがある。これまで外資系企業は給与水準の高さで優位に立っていたが、近年は日系企業も初任給を引き上げている。結果として「日系=給与が低い」というイメージが揺らぎ、選択肢として復権しつつある。
一方で、“選別”が進んでいるのがコンサルティング業界だ。従来はひとくくりに人気だったが、現在は企業ごとの実態が可視化され、人気を維持する企業とそうでない企業に分かれつつある。
例えば、ボストン コンサルティング グループ(BCG)や野村総合研究所、アクセンチュアなど、人気上位を維持する企業がある一方、「コンサル」を掲げながら仕事内容や働き方がイメージと違う企業は敬遠されやすくなっている。
「コンサルといえば、もともとはコンサルテーションをする企業を指していたが、近年はコンサルとうたいつつ、駐在派遣業を行う企業や、営業派遣を行う企業も存在していて、従来イメージされていたホワイトカラーのコンサル像と、実態が乖離(かいり)している状況があります。それが口コミサイトなどで『コンサルのイメージと違った』という声が出てきたことで、学生側もコンサル業界の中にさまざまな企業があると気付き、『コンサル』というブランドだけでは、選ばれなくなってきています」
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
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