東武なのに近鉄、近鉄なのに東武 異色コラボの裏にある私鉄の「集客戦略」(1/2 ページ)

» 2026年06月10日 08時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 関西の私鉄大手の近畿日本鉄道(近鉄)で広く親しまれているカラーリングやデザインをあしらった電車が4月から東京都内を走行している。この電車を運行しているのは大手私鉄の東武鉄道だ。関西圏ではおなじみの塗装がされた電車が、都内に出現したことで、利用者からは驚きの声も上がっている。

photo 近鉄のカラーリングが施された東武の車両。後方には東京スカイツリーが見える=東武鉄道提供
photo 東武風のカラーリングがされた近鉄の車両=近畿日本鉄道提供

思わず二度見

 「近鉄で奈良・伊勢志摩へ」

 国内有数の観光地で、都内有数の名所である浅草寺の雷門の玄関口にもなっている東武スカイツリーラインの浅草駅。近鉄のイメージカラーでもあるマルーンレッドとシルキーホワイトのツートンカラーがラッピングされた車両には、こんな宣伝文句が記されている。

 同業他社の利用を促す異色の内容ということもあってか、車両はひときわ存在感を放つ。利用客からは「思わず二度見してしまった」といった声も上がるほどだ。東武によると、他社が運行する車両の外装を施す取り組みは初めてだという。

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