ワークマンが暑さ対策製品の開発に力を入れる背景には、本社を構える群馬県伊勢崎市の厳しい暑さがある。2025年には国内最高気温となる41.8度を観測しており、社員の多くが猛暑の危険性を身近に感じているという。
今回のペルチェ半導体冷房服は、気温45度環境での使用を想定して開発した。広報部の小雀杏実氏は「ワークマンはもともと職人向けの商品を開発してきた。職人は屋外や屋根の上など過酷な環境で長時間作業するため、45度を想定して作らないと暑さに耐えられない。そうした環境で少しでも涼しく過ごせるよう開発した」と説明する。
筆者も実際に着用したところ、首や背中など冷却プレートが当たる部分にひんやりとした冷たさを感じた。ハロゲンランプで高温環境を再現した空間で、ペルチェ半導体冷房服を脱いだ直後の様子をサーモカメラで撮影したところ、冷却プレートが当たっていた部分の温度が周囲より低く表示され、冷却効果を確認できた。
近年は、小型ファンで外気を取り込む「ファン付きウェア」も人気を集めている。一方で真夏は熱い外気を取り込むため、蒸れは軽減できても涼しさに限界があるという。小雀氏は「ペルチェ半導体冷房服は体を直接冷やせる。その上からファン付きウェアを重ねて着るのも効果的」と話す。
ワークマンでは、ペルチェ半導体冷房服を含む暑さ対策製品全体の販売が、前年同期比で約7割増のペースで推移しているという。本格化する暑さに向け、さらなる需要の取り込みを図る。
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