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山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
渋谷に関して、SNSやネットメディアでは「つまらなくなった」「若者離れが進んでいる」などの論調が散見されるようになった。特に2024年以降、その傾向が目立ち始めている。
こうした渋谷批判で槍玉に挙げられるのが東急グループだ。東急グループは2012年に竣工した渋谷ヒカリエを皮切りに、渋谷駅周辺で高層ビル建設の再開発を進めてきた。「100年に一度」ともいわれる再開発は、渋谷に何をもたらしてきたのか。
近年の渋谷を批判する記事は、再開発による変化を嘆く論調が多い。ヒカリエの開業以降、たびたび同じような話題が取り上げられていた。さらなる再開発の進行や東急百貨店(本店・東横店)の閉店などをきっかけに、近年は特に同様の記事が増えている。
SNSでも渋谷の変化に否定的な意見が散見される。主に「画一的なビルばかりになった」「若者離れが進んだ」「街全体がつまらない」といった声があるようだ。全体的には1990年代当時に若者だったと思われる人物による、昔を懐かしむような意見が目立つ。
渋谷の歴史を振り返ると、東急百貨店東横店の前身である東横百貨店は、戦前に開業した。1956年には映画館などが入居する東急文化会館が開業、その後に西武百貨店やパルコ、SHIBUYA109が開業していった。タワーレコード渋谷店の出店に伴い、1980年代以降はレコードの街として親しまれるようになり、1990年代になるとギャル文化が広がり、若者の街として定着していく。
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