筆者が20代の数人に聞いてみたところ、渋谷について古いイメージはなく、たまに遊びに行くこともあるという。低層の雑居ビルが並び、個性的な店舗が数多く存在するセンター街や道玄坂のにぎわいは今も健在で、歩くと若者も数多く見かける。
ただし、あくまでたまに訪問するだけで、実際には新宿や池袋のほか、渋谷近辺では表参道などが主な遊び場のようだ。韓国ショップの多い新大久保も女性を中心に若者を引きつけている。
若者は画一的な場所よりも、ある程度雑多な街を好むとされる。再開発で渋谷の煩雑さが失われるなか、個性的な店の多い他のエリアに若者が流れている可能性は考えられる。ただし近年はスクランブル交差点を中心にインバウンドの観光地となったこともあり、街全体のにぎわいは失われていない。渋谷を「つまらない」と感じているのは、かつての若者が中心だろう。
若者離れはともかく、特徴的な店が消えたという批判は実態を表しているかもしれない。賃料が高い再開発ビルに入居できるのは、大企業が運営する集客力のある店舗に限られるからだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング