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「脱中東」はしない──コスモHD社長が語る、中東での「原油開発」にこれからも投資するワケ(2/2 ページ)

» 2026年06月19日 12時00分 公開
[濱川太一ITmedia]
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「脱中東」ではなく「脱ホルムズ」が重要

──ホルムズ海峡の正常化に向けた課題として注視するポイントは

 合意が成立したとしても、すぐにホルムズ海峡を巡る緊張が元に戻るとは考えていない。一定の移行期間があることを前提に事業を進めていく。

 中長期的には、ホルムズ海峡をいかに回避するかを考えていく必要がある。

 例えば、サウジアラビアやUAEは、原油生産地からホルムズ海峡を通らずに輸出できるパイプラインを保有している。UAEでは新たなパイプライン建設も進んでおり、来年には完成する見通しだと聞いている。こうしたインフラをどう活用できるかも検討課題だ。

 また、ホルムズ海峡の外側で原油備蓄を増強する取り組みについても、官民一体となった検討に積極的に関与していきたい。

──石油の中東依存度は95%。どの程度下げるべきと考えているか

 95%という中東依存度は高い数字だという認識はある。

 ただし、中東原油は経済性や製油所との適合性の面で非常に優れている。そうした原油を横に置いて、あえてコストの高い原油を調達し続けるという判断は、企業としてはなかなか取りにくい。

 そのため、重要なのは「脱中東」ではなく「脱ホルムズ」だと考えている。

 中東依存度そのものを下げるというよりも、ホルムズ海峡の安全性を高める、あるいはホルムズ海峡を回避する手段をどう確保するかが重要だ。

代表取締役社長山田茂氏(左)、代表取締役 常務執行役員松岡 泰助氏(右)が登壇した
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