ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
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ドン・キホーテは、大学内で展開する無人小型店舗「キャンパスドンキ」を順次拡大している。2025年7月、大阪電気通信大学の寝屋川キャンパス(大阪府寝屋川市)内に1号店「大阪電通大店」をオープン。現在は大阪府内の大学で3店舗を展開している。店舗面積は約20平方メートルと一般的なコンビニより小さく、食品を中心に販売している。
労働人口の減少を見据え、省人化と新たな商圏の開拓を目的に、無人店舗に着目したという。学生との新たな接点を創出する場として、大学構内への出店を進めている。
2号店「キャンパスドンキ桃山学院大店」は2025年11月に桃山学院大学の和泉キャンパス(大阪府和泉市)に、3号店「キャンパスドンキ関西外大店」は2026年5月に関西外国語大学の中宮キャンパス(大阪府枚方市)にオープンした。
キャンパスドンキは、ドンキ初の無人店舗だ。商品を手に取り、そのまま退店するだけで、スマートフォンのアプリ上で自動的にキャッシュレス決済が完了する。仕組みには、システム開発などを手掛けるNTTデータ(東京都江東区)が提供するデジタル店舗運営サービス「Catch&Go」を導入した。
店内では、AIカメラが利用客の動線や姿勢を認識し、各棚に設置した重量センサーと組み合わせて購入商品を判別する。商品を手に取って棚へ戻しても、カメラとセンサーで認識するため問題なく利用できるという。店舗によって異なるが、関西外大店では最大7人が同時に入店できる。
1号店では「LINEミニアプリ」を利用して入店する仕組みを採用した。LINEミニアプリは、ユーザーがアプリを追加でダウンロードしなくても、さまざまなサービスをLINE上で利用できるプラットフォームだ。LINE上で「キャンパスドンキ」を友達登録し、アカウントと決済手段を連携すると、表示されるQRコードを入り口のゲートでかざして入店できる。
2号店以降は、ドンキの公式アプリ「majica」(マジカ)へ切り替えた。アプリ上に表示される会員バーコードをかざして入店し、事前にチャージした電子マネーなどで自動で決済する。アプリの会員登録が入店条件となるため、新規会員の獲得にもつながる。大学では毎年一定数の新入生が入学するため、継続的に新規会員を獲得できる点も狙いの一つだという。
退店時にアプリ上で自動で決済され、レジに並ぶ必要がないため、授業前や休憩時間など限られた時間でも買い物しやすい点が学生から好評だ。1、2号店のデータでは、キャンパスドンキの最短滞在時間は4秒だったという。
店舗によって異なるものの、おおむね午前8時台から午後8〜9時まで営業する。大学内の売店や学食は午後2〜3時ごろに営業を終えることも多く、午後の授業やサークル活動の後でも利用できる点が支持されている。
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