「知っている」と「分かっている」は違う? 物事を自分の言葉で考えるということ(3/4 ページ)

» 2026年08月16日 08時30分 公開
[村山昇INSIGHT NOW!]
INSIGHT NOW!

 さて、このワークに対し、実際のワークショップではどんな答えが出てくるでしょう。下に紹介するのは、私の主宰する「概念工作塾」で受講者たちが出してくれた答案の一例です。

 このワークの設計意図を紹介しておきましょう。下図のとおり、作業1→作業2→作業3→作業4の一連の流れを私は「π(パイ)の字思考プロセス」と名づけています。

 「πの字思考プロセス」は、抽象化→概念化→具体化の流れになります。流れの起点は、日々の生活のなかの雑多な経験や出来事を見つめること。そこから本質を引き抜いて、言葉で定義します。さらには絵図で描いて、肚に落とします。この過程を通じ、概念が明瞭に強く形成されます。そして最後に、つかんだ概念を抽象次元で終わらせないよう行動・実践に変え、具体次元に下りていく。

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