そしてその行動・実践によって気づきが生まれます。気づきは新たな経験として蓄積され、次の新たな抽象化へとつながっていく。
そのように具体次元と抽象次元とを何度もぐるぐると回るほどに「観」が醸成されてきます。このプロセスの回し方の「強い/弱い」「厚い/薄い」「大きい/小さい」「バランスがとれている/偏っている」などによって、醸成される観に個人差(というか個性)が出てきます。
「抽象化→概念化→具体化→気づき→(新たな)抽象化」を強力に回していくことで、堅固な観が醸成されていきます。「ぶれない軸」が立ち上がってくるといってもいいかもしれません。
それはまさに「ジャイロ効果」ともいうべき、回転すればするほど目に見えない自転の軸が立ち上がる現象に似ています。
このように概念的思考の基本はものごとの「定義化」です。定義する力は概念形成・観の醸成に強く関わり、「内なる羅針盤」づくりにつながるものです。
さて、こうしたものごとを定義するワークをAIツールにやらせることはじゅうぶんに可能です。そして実際、AIツールはいろいろな答えを出してくるでしょう。しかし何でもかんでもまずAIツールにきいて、AIツールが出してきた答えを「ほほー、面白いのが出てきた」といってそれを鵜呑みにして、毎度使い続ける人はどうなるか……。おそらく自分の内に羅針盤ができず、働くうえで、そして生きるうえで、基軸を持たずに漂流してしまうリスクを抱えることになるでしょう。 (村山 昇)
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
なぜ若者は広島を離れるのか 5万件の口コミ分析で見えた"意外な理由"Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
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