弊社が2017年9月から2026年1月にかけて、20業種815社の従業員10代〜70代の男女、累計17万3208名を対象に実施した「朝の持ち越し疲労」に関する調査では、朝に慢性的な疲労を感じている人ほど、午前中の集中持続時間が短く、重要業務の処理速度も落ちる傾向にあるという結果が出ました。
具体的には、朝に持ち越し疲労を感じる層の集中持続時間は34分にとどまるのに対し、疲労を感じない層は52分と、約1.5倍長く集中できることが確認されています。午前中のタスク完了数も、「疲労なし層」が「疲労あり層」より23%多いというデータです。
疲れた状態で残業し、翌朝は集中できない状態で仕事を始める──。この循環が続くかぎり、仕事の質は決して上がりません。
同じ調査では、残業時間が長い人ほど「今日中に終わらせることへのこだわり」が強い傾向も明らかになっています。実際、朝に慢性的な疲労を感じる層は、1日あたり9.1時間労働であるのに対し、疲労を感じない層は8.2時間労働で、月平均の残業時間に約19時間の差があります。
さらに、仕事開始後90分以内に重要業務を終える割合は、疲労なし層が疲労あり層の2.4倍にのぼりました。パフォーマンスが高い人ほど、「今日終わらなければ、明日やる」と切り替える場面が多いのです。
一流が「終わらせずに帰る」のは、疲れている今の自分より、明日の自分の方が質の高い判断ができると知っているからです。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
やっぱり、すぐ辞める新人は世の中をナメているのか 「倍速退社」の背景にある企業の病
IT人材は東京のどこに住んでいる? 首都圏の“知られざるテックエリア”を地図で見る
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング