こうして始まったライセンス事業で実現した企画の1つが、オカルト雑誌『月刊ムー』とのコラボだ。
学研グループへの事業譲渡が発表された当時、『地球の歩き方』の公式Xでは「もしかすると来年は、ムー大陸やアトランティス大陸のガイドブックが出るかもしれません!!!」と投稿していた。
まだ企画が具体的に決まっていない段階での投稿だったが、結果的に『月刊ムー』とのコラボが実現。地球の歩き方社長の新井邦弘氏が『月刊ムー』編集部の出身だったという縁もあった。古代遺跡やミステリースポットを取り上げた『地球の歩き方 ムー 〜異世界の歩き方〜』は14万部販売のヒットとなった。
半田氏は「思いのほか相性がとても良かったです。例えばエジプトのピラミッドは『ムー』からすると「宇宙人の隠しシェルターか?」という見方になりますが、『地球の歩き方』では「何千年前に作られた遺跡である」と紹介しています。その組み合わせが読者に面白がられて売れました」と話す。
旅行とは直接関係のないテーマにも、ガイドブックの形式を広げていった。『地球の歩き方 スター・ウォーズ』『地球の歩き方 ディズニーの世界』といった映画とのコラボや、投資信託「オルカン」の公式ガイドブックとして『地球の歩き方 オルカン』なども発売した。
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』とコラボし、物語の舞台を紹介した『地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険』は17万部を売り上げた。
コロナ前は、海外ガイドブックで4万部売れればヒットという状況だった。10万部を超えるガイドブックを出せるとは、思ってもいなかったという。『地球の歩き方』の主な読者層は50〜60代だ。コラボガイドブックでは、従来とは異なるIPのファンを取り込むことで、新たな接点も生まれた。
『地球の歩き方』国内シリーズ120万部突破 杉並区民にも愛される理由
チャンネル登録者35万人→合計300万人 『コロコロコミック』が小学生男子相手に“本気”でやったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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