なぜ『地球の歩き方』は、ここまで多くのコラボ商品を生み出せたのか。
『地球の歩き方』は1979年の創刊以来、海外旅行を中心としたガイドブックを発行してきた。読者から「初めて海外に行ったときにお世話になりました」と言われることも多く、長年の積み重ねがブランドへの信頼につながっていると気付いたという。
海外旅行には、慣れない土地を訪れる不安がある。そうした中で旅行者に情報を提供し、旅を支えてきたことが、「安心・信頼」というブランドイメージにつながった。
もう一つの強みが、国ごとの名所を描いた表紙のイラストだ。
「『地球の歩き方』といえば、このイラストだよね、という分かりやすさがあります。ネーミングもそうですが、カバーデザインのビジュアルも、ライセンス展開していく上での武器になると思いました」(半田氏)
『地球の歩き方』の認知度や好感度について18歳以上の約1000人を対象に実施した調査では、「『地球の歩き方』を知らない」と答えた人は1人もいなかったという。若年層でも、親や祖父母が持っていたことなどをきっかけに認知されていた。
ライセンス商品の売り上げは「出版販売の足元にも及ばない」という。しかし、PR面での効果は大きい。普段は書店でしか目にしない『地球の歩き方』が、コンビニや雑貨店などに並ぶことで、新たな接点が生まれる。
編集部では「コロナで一度死んだような身だから、もう何でもやろう」という思いで、各国の料理を楽しめる飲食店や体験型のレジャー施設など、新たな事業への展開も構想している。半田氏は「『地球の歩き方って、旅行ガイドブックだったんだ』と言われるくらいに、コラボ商品からの入り口を増やして、バリエーションを広げていけたらいいなと思っています」と語った。
『地球の歩き方』国内シリーズ120万部突破 杉並区民にも愛される理由
チャンネル登録者35万人→合計300万人 『コロコロコミック』が小学生男子相手に“本気”でやったことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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