アップルで長年CEOを務めたティム・クックは、平日は夜の8時台には就寝しています。この習慣は、毎朝3時45分に起床し、5時にはジムでトレーニングを開始するというルーティンを維持するために欠かせないものです。
彼が夜の接待などに時間を奪われずに済んでいる背景には、誰にも邪魔されない朝の静かな時間に仕事へ集中するという、明確な意思が存在します。仕事を途中で切り上げて帰宅することを公言する世界のトップリーダーは、1人や2人ではありません。
多国籍eコマース企業のショッピファイ(Shopify)のCEOを務めるトビ・リュトケは、燃えるような情熱に突き動かされる特別な局面を除き、週に40時間を超えて働くことはないと明言しました。
こうした姿勢を明確に打ち出すことで、長時間労働を一種のステータスのように自慢する世の中の風潮とは、一線を画しています。
フェイスブック(現メタ)のCOOだったシェリル・サンドバーグも、「私は毎日必ず夕方5時半にオフィスを出て、6時には子どもと夕食をとる」と語っていました。
「5時半に退社します」と社内外に宣言できるようになるまでには長い時間がかかったとも語っていますが、彼女はその退社時刻を守ることを選びました。マイクロソフトのCEOサティア・ナデラも、家族との夕食を最優先に位置づけることを公言しており、その日にあったことを家族で話す時間を毎晩確保していると語っています。
世界の一流には、退社時間を自らの意思で決定しているという共通点があります。これは、業務が完了したから帰宅するという受動的な行動ではありません。
あらかじめ帰る時刻を自分自身で確定させているからこそ、その決断に従って早い時間の退社を現実のものにしているのです。
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