前モデル「ガジェタブルDP2 4U」では、背中の長さや肩回りの厚みを分析した上で、4種類のハーネスを用意してきた。
新機構ではさらに細かく調節できるようにし、高さ7段階・角度3段階を組み合わせた21通りとした。エースの開発担当者は「21という数字は、計測データから導き出した必要な調節範囲を機構に落とし込んだ結果だ」と説明する。
開発で頭を悩ませたのが、調節ポイントをどこまで設けるかだった。計測データには、似た肩の形状の人が多いパターンもあれば、少数しかいないパターンもある。限られた調節の中で、できるだけ多くの人にフィットするよう、調節ポイントの位置を検討するのに苦労したという。
体型による傾向もある。背が高い人ほど肩ひもの取り付け位置は高く、小柄な人ほど低くなりやすい。肩回りに厚みがある人や肩幅が広い人は角度が広く、厚みが薄い人や肩幅が狭い人は角度が狭くなる。「見た目だけでは判断が難しく、実際に測定すると、本人が思っていた体型とは異なる結果になることも多い」と開発担当者は指摘する。
リュックの背負い心地は、サイズだけでは決まらない。肩の高さや厚みには個人差があり、それに合わせて調節できる範囲を広げたのが今回の新機構だ。20でも30でもなく21。数字ありきではなく、さまざまな肩の形状を計測した結果、たどり着いたのが21段階だった。
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