ファミマはコンビニエンスウェアという概念を定着させ、コンビニで「着る楽しみ」を感じられるアパレルをつくり出した。しかも、「FACETASM(ファセッタズム)」を手掛けるファッションデザイナーの落合宏理氏などと共同開発しており、一種のデザイナーズブランドと言っても過言ではない。
一方ローソンは、店内に「無印良品」のコーナーを展開。アパレルや生活雑貨、食品など、無印良品の商品からコンビニ向けに厳選したものを販売している。
コンビニ主要3社の中で、セブンはアパレルへの対応で後れを取っていた。しかし前述のように、ストリートで映えるデザインや限定感、素材や着心地といった機能性など、セブンも工夫を凝らして顧客の獲得を目指そうとしている。
ファウンドグッドで得た知見を生かし、セブンがどのようにアパレルを展開していくのか。今後の展開に注目したい。
いずれにしても、コンビニのアパレルはセブンの本格参入により、コンビニの主要な商品分野の1つとして確立し、成長していくことになるだろう。
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。著書に『なぜ駅弁がスーパーで売れるのか?』(交通新聞社新書)など。
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