物価高を背景に、消費者の節約志向は強まっている。総務省が7月に発表した調査によると、2人以上の世帯の消費支出は8カ月連続で減少した。帝国データバンクによると、9月の飲食料品における値上げは4923品目に上り、2026年で最大の値上げラッシュとなった。
一方、情報サイトの運営を手掛けるオールアバウト(東京都渋谷区)の調査によると、物価高でも「絶対に譲れない」「ぜいたくしたい」と考えるカテゴリーでは「食料品」が1位だった。
ローソンはこれまでも、こうした相反する消費者ニーズを捉えた商品を展開してきた。
酒類では、1缶300〜600円台の高価格帯なハイボールが好調で、それらを含む洋酒や酎ハイの売り上げは、2024年比で2025年に約1割増加した。2026年7月末には300円を超える商品を中心としたスイーツ8品を発売し、累計販売数は600万個を超えた。
友永氏は「価格が高くなっても、価値を認めていただければ買っていただける。低価格と高価格の幅と、商品の品質がより大事になってきている」と説明した。
物価高への対応としては、2023年から価格はそのままで容量を増量する「盛りすぎチャレンジ」を実施。価格のお得さや、商品が大盛りになった見た目のワクワク感を打ち出してきた。これまで実施した8回の企画では、実施期間中の客数が前年同週比で平均104%伸長した。
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