この記事は、書籍『頭のいい人がやっている「じぶんAI」構築術』(熊谷基継/クロスメディア・パブリッシング)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。
AIをうまく使えない人の特徴として、とても多いのが1回の指示で全部AIにやってもらおうとするというパターンです。
確かにAIは高性能で、多くの項目を同時に処理することができます。しかし、複雑なタスクを1回のプロンプトで完璧に仕上げてもらうことは、現状、ほとんどの場合うまくいきません。
AIが苦手なのは、タスクの構造が見えていない状態で、一気に完成形を要求されることなのです。
例えば、あなたが誰かに仕事を依頼するときを考えてみてください。
「いまから市販のゲームと同じレベルのゲームを一つ作って。プログラミングも全部よろしく」
そう言われたらどうでしょう?
すべてがあいまいなままでは作りようがありません。AIも同じで、全体像があいまいなまま「完成形」を求められても、正確に動けません。
例に挙げたように、「市販されているゲームを開発して」とAIに言っても、AIは絶対にいきなり完成形のプログラムを返しません。必要な前提情報が整理されていないから返せないのです。
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