長引く円安や国際競争力の低下など、日本経済のファンダメンダルズ(基礎的条件)の弱さが指摘されて久しい。政府は経済成長と経済安全保障を両立させるため「戦略17分野」を掲げており、その全ての根底を支えるのが「見えないものを見る、測れなかったものを測る」計測技術だといえるだろう。
「日本の勝ち筋は、計測にある」というCICMIの掲げるスローガンは、単なる研究拠点の意気込みにとどまらず、日本の国力を再び上昇気流に乗せるための明確なロードマップでもある。
日本有数の総合知を持つ東北大と、最先端の分析技術を誇る島津製作所。そして、ノーベル賞受賞者という最高のロールモデルから直接指導を受ける次世代の若手研究者たち。この産学連携の“巨大な実験”がどのようなイノベーションを生み出し、社会実装という果実をもたらすのか。技術立国・日本の逆襲は、仙台の地からすでに始まっている。
左から東北大学 金子俊郎 異分野融合計測イノベーションセンター長、島津製作所 田中耕一 エグゼクティブ・リサーチ フェロ―、西本尚弘 常務執行役員 CTO、山本靖則 代表取締役社長、東北大学 冨永貞二 総長、青木孝文 理事・副学長(企画戦略総括)・プロボスト・CDO、張替秀郎 理事・副学長(広報・未来型医療・医学/医療共創)、遠山毅 理事(産学連携)
「10兆円ファンド」支援対象の東北大 理事・副学長に聞く「日本型研究人事」の課題
東北大・大野英男総長に聞く 「10兆円ファンド」支援候補に選ばれた舞台裏
東北大が「国際化」に注力する理由 大野総長「人材の多様性なくして日本の未来なし」
東北大をイノベーションの中心地に 放射光施設「ナノテラス」が生みだす共創の場
「10兆円ファンド」支援対象の東北大、若手臨床医の研究を支援 狙いは?
AI時代の電力危機に挑む 東北大の半導体技術と人材育成Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング