東証改革でIPOが「過去最少」に 「上場ブランド」の終焉と、問われる「上場後の成長力」(2/2 ページ)

» 2026年10月08日 12時00分 公開
[産経新聞]
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厳しい審査も「うまみ」なく

 背景には東証の一連の制度改革がある。特にプライムではTOPIXの見直しによって「上場=TOPIX採用銘柄」の構図がなくなる。TOPIXに連動した指数への投資に期待する企業にとって、厳しい審査の割に「うまみ」は減る。

 グロースでは現在の「上場10年後に時価総額40億円以上」という上場維持基準が、2030年3月に「上場5年後に100億円以上」と厳格化される。上場後の成長力が問われることになる。

 東証は制度改革を通じ成長意欲に乏しかったり、株価が低迷していたりする企業に退出を促す構えだ。こうした意図が企業側にも伝わっており、市場の新陳代謝が加速している。(織田淳嗣)

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