「データセンター×発電設備」一体開発がトレンド? 日立・東京ガスが九州で計画、JERAは千葉で 狙いは(2/3 ページ)

» 2026年10月20日 07時00分 公開
[荒岡瑛一郎,ITmedia]

 電源併設型データセンターは、データセンターと発電設備を同じ敷地内に設置する設計を指す。電力会社が管理する発電所や電力網の事情に左右されず、電力を確保できる特徴がある。

 今回の協業では、データセンター敷地内の発電設備を主力とし、蓄電池や系統電力など複数の電源を組み合わせて、障害に強く、高い信頼性と効率性を兼ねたエネルギー供給体制を模索する。

 4社はプレスリリースで「系統電力への過度な依存を抑え、データセンターの立地選択肢の拡大やエネルギーの地産地消に貢献する」としている。電源併設型であれば、電力網の有無に大きく影響されずにデータセンターを建設可能だ。首都圏に集中するデータセンターを地方に分散させたい政府の狙いとも一致する。

再エネなど活用 データセンターの脱炭素化を目指す

 今回の取り組みでは、電源確保だけでなく、データセンターの脱炭素化(グリーンデータセンター)も視野に入れている。

 再生可能エネルギーの導入、排出した温室効果ガスを売買できる「カーボンクレジット」の活用、二酸化炭素を排出しない「非化石電源」から作られた電気が持つ「環境価値」の取引などによって、実質的な脱炭素化の方法を検討する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR