参加者からは「プログラムを通じて全社的な視点で物事を考える機会が増えた」「地域や部門を越えたネットワークができた」といった声が寄せられているという。
「参加者にはプログラムで得た経験や学びを、自分の仕事で実行に移してもらいたい。周囲の人や部下にも良い影響を与え、学びを組織に還元していくことを期待しています」
小川氏は、育成したいリーダー像の1つとして「アカウンタブルマインドセット」というキーワードを挙げる。課題を自分事と捉え、自ら動いて解決にあたる姿勢を指す。加えて、自部門の範囲にとどまらず全社の視点から考えること、製薬ビジネスの長い時間軸を踏まえて判断することも重視する。
グローバルリーダーに必要な能力については、英語力だけでなく、異なる文化や背景を持つ人々と意思疎通し、協働しながら新たな価値を生み出す力を挙げる。
「グローバルリーダーは、英語が話せればいいというものではない。異なる文化の人たちとしっかりコミュニケーションを取り、自分の考えを伝え、多様なメンバーと一緒に新しい価値を作り出していくことが大切です」
患者を事業活動の中心に置く「Patient Centricity」(ペイシェント・セントリシティ、患者中心)の考え方も重視する。
「患者さんが、私たちの価値を届けたい最終的な相手です。患者さんのために自分たちはどう行動すべきなのか。革新的な医薬品を、高品質なものとして、できるだけ早く届けることを軸に考えていく。その姿勢が、競争力の源泉になり得ると考えています」
今後は、現在の2つの階層から対象者を広げるとともに、グローバルな人事制度全体の中で育成プログラムをどう位置付けるかも検討していく。参加者の声や事業環境の変化を取り入れながら、プログラムを少しずつ磨いていく方針だ。
コニカミノルタ、「社内副業」開始の狙い 月20時間で「10万円」、運用して見えてきた“想定外のメリット”とは
なぜ高収入の“超エリート集団”は一線を越えたのか プルデンシャル不祥事の深層Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング