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ファミコンブームの終息と、日本ゲーム業界への提言高橋名人が語る(2/4 ページ)

1983年に登場したファミコンは、発売から20周年となった2003年に生産を終了しました。連載最終回では、ファミコンブームの終息と、今後の日本のゲーム業界に対する私なりの考えをお伝えします。

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 ファミコンの発売から約30年が経過し、CPUは8ビットから64ビットの8コアへと高性能になり、グラフィックは、実写かと見間違えるほど美しくなりました。

 第二次世界大戦のような戦争中は、新型武器の開発のために技術の向上がありました。現在は、グラフィックと音楽、そして操作性を求められるTVゲームの分野で技術革新が進んでいます。

 実際、まさに映画のワンシーンを操作しているようなTVゲームまで登場してきています。また、私が子どものころには夢のようだった小型無線機も、今は1人1台持つのが当たり前であるように携帯電話が普及しています。そしてその携帯もタッチ画面で最新のゲームが遊べるようになっています。

 TVゲームの進化はまだまだ続いています。今年秋にはVR(仮想空間)専用ゲームが本格的に登場し、自分の周囲360度を向きながら遊ぶことができるようになります。既にVRの遊技場ができていることから、さらに一般に浸透していくのではないでしょうか。

ソニーが今年10月に発売予定の「PlayStation VR」(出典:同社サイト)
ソニーが今年10月に発売予定の「PlayStation VR」(出典:同社サイト)

 たった数年前には、こうなればいいなと考えていた世界が、すぐに体験できるまでになりました。

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