連載
何歳になってもピンチがあれば成長できる:MAX・LINA「私なりのプロフェッショナル論」(5/5 ページ)
40歳を目前にして、人生初の海外暮らし、海外留学を決行しました。「なぜこの年齢で?」と思う人もいるでしょうが、夢を持つことや挑戦することに年齢制限なんてありません。今回はそんな留学先での大ピンチエピソードをお話しします。
ピンチこそ成長のチャンス
こうしたピンチの数々から学んだのは、何事も経験してみないと分からないし、そこから新たな一歩が始まるということです。
これまで日本で暮らしていて感じることはなかったのですが、米国に行って言葉のカベにぶつかり、自分の伝えたいことが相手にうまく伝えられない結果、大失敗をしました。相手に理解してもらえないもどかしさに苛立ちも感じましたが、だからこそ英語力を身に付けないとならないと思ったし、物おじするのではなく自分の意見を最後まで主張する強さを持つべきだと感じました。ピンチこそ成長するチャンスなのです。
きっと20代になったばかりの自分だったら恐いもの知らずで、トラブルさえも楽しめたんだろうと思いますが、今の私は、一人暮らしも長く、揺るぎない価値観も持っています。だからこそ、自分にとっての居心地の良さ、自分らしさを最優先にするべきなのです。今回の留学では、憧れだけに縛られるのは自分自身にとって決して好ましいことではないということに気付かされた良い機会となりました。
関連記事
- 紅白歌合戦で39度の高熱、この失敗が仕事の意識を変えた
20年以上もプロとしてステージに立ち続けてきたMAXのLINAさん。さまざまな仕事の中で経験したこと、学んだことなどをこの新連載でビジネスパーソンに伝えていきます。 - MAXのチームワークがどんどん強まった理由
どんな仕事であってもチームワークがなければ最大限のパフォーマンスは出ないと思います。特に私たちアーティストにとってそのことを強く感じるのがライブです。MAXはライブを通じていかにチームワークを強くしていったのでしょうか。 - 辛くて苦しいトレーニングでも、デビュー前から20年以上続けられた理由
「継続は力なり」と言いますが、私がデビュー前の下積み時代から今でもずっと続けているのはトレーニングです。アスリート並みにしごかれるので、決して楽ではありません。それでも続ける理由があるのです。 - 「仕事は与えられるものではない」――私の行動を変えたある事件
MAXとしてデビューしてから順調に活動を続けていた私たちに、ある日突然、事件が起きました。それまで仕事は自然とやって来るものでしたが、その価値観が180度変わってしまったのです……。 - 夢を追い、悩み苦しんだ沖縄での下積み時代
小学生のとき、おニャン子クラブに憧れて歌手になることを目指しました。沖縄から東京へ出てデビューするのを夢見て毎日レッスンに励みましたが、チャンスになかなか恵まれず年月は過ぎていきました――。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.