民泊事件で使われた、出会い系アプリ「Tinder」の実態:世界を読み解くニュース・サロン(4/5 ページ)
兵庫県三田市の女性(27)を殺害したとして、米国籍のヴァシリエヴィチ容疑者が逮捕された。容疑者と被害者が知り合ったのは「Tinder(ティンダー)」というアプリだったそうだが、こうした出会い系アプリを使うことでどんな事件が起きているのか。海外に目を向けると……。
日本人女性を簡単に口説けるのか
2点目の疑問だが、そもそも欧米人男性がティンダーで日本人女性とそう簡単に出会えて、口説けるものなのか。
実は、その答えのヒントを示している記事がある。米国の(アマチュアやプロが寄稿できる)社会ジャーナリズムのサイトで、実際に東京でティンダーを使って、日本人と出会おうとした実験記事(2017年3月)がアップされている(参照リンク)。
それによると、執筆者の米国人男性は、日本の歴史と文化が大好きで、日本人女性にかなり魅力を感じているという。
この執筆者はティンダーで日本人女性243人とアプリでつながったが、がんばって接触を試みても99%の確率で日本人女性に出会えなかったという。そしてこの執筆者は「日本でティンダーでは出会えない」とし、かなりマメに女性に接触などを続けるしか出会える可能性を高める方法はないと結論付けている。
ただ読者の皆さんの中には、この男性が「ただ単にイケてないんじゃないの?」、または「やり方が悪いんじゃないの」と思った人もいるかもしれない。
ということで、別のこんな記事を紹介したい。16年、白人男性が日本人女性は簡単に落とせると豪語する映像をつくって日本でもひんしゅくを買い、大きな騒動になった一件をご記憶の方もいるだろう。
その張本人であるデービッド・ボンドという男性が16年に書いた記事によると、日本人女性を口説くのは難しいと書いている。
アジア各地でナンパ三昧だったボンドは、東京で、他のイケてる白人何人かと、数カ月のうち週3〜5日にわたり飲みに出てどれだけの素人の女性を口説けるかを試したという。その後、みんなと会って報告会をするのが楽しみだったらしい。
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