コラム
麻生氏「年金受給記憶ない」発言が物議 共産党・小池氏のでたらめな批判内容:専門家のイロメガネ(1/7 ページ)
老後資金は2000万円不足する……問題の議論の過程で、年金に関する勘違いを助長する話が出ている。日本共産党の小池昇氏のツイートを見ると、同氏も年金を理解していない。小池氏の勘違いは社会保障制度の誤解を招く可能性がある。
老後資金は2000万円不足する……先日から金融庁の資料が話題になっている。
100年安心ではなかったのか? と多数の批判が出る一方で、老後資金の不足なんて今さら常識……と議論の対象になっている。
選挙を控えた与党議員は、火消しに躍起になり、トンチカンな言動を繰り返している。麻生太郎財務大臣は報告書の受け取りを拒否し、他の議員も「報告書はもうない」「選挙を控えている人に迷惑」「金融庁は撤回しろ」「金融庁は猛省しろ」など、与党側から無責任であきれ返る発言が多数飛び出している。
本来であればファイナンシャルプランナー(FP)として「2000万円」に関する本質的な話をしたいところだが、議論の過程で年金に関する勘違いを助長する話が出ている。麻生金融担当相の「年金の受給について記憶にない、秘書に任せている」という話と、それに対する批判だ。
これを放置すれば、老後に年金をもらえず困ってしまう人が出る可能性がある。それどころか、社会保障制度の利用そのものに支障をきたす人が出てきかねない。
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