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ダイソンは日本市場をどう見ているのか 新製品「オムニグライド」のデザインエンジニアに聞いた全方向駆動コードレスクリーナー発売(4/4 ページ)

ダイソン初の全方向駆動コードレスクリーナー「Dyson Omni-glide(オムニグライド)」が発売された。開発する上で、どんな困難があったのか。日本市場で品質部門を統括するジェームズ・シェール氏に、オムニグライド開発の舞台裏と、今後の展開を聞く。

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掃除機から排出する空気まできれいに

――ウィズコロナで在宅時間が増え、ECサイトが存在感を強める中、表参道など直営店を置いています。直営店の存在意義はどう変わっていくと考えていますか?

 直営店は日本国内に現在6店舗を展開しています。1月に、6店舗目のDyson Demo越谷をオープンさせました。ダイソンのテクノロジーや製品は、ユーザーの日常生活の中で頻繁に活用するものが多いと思います。だからこそ、ダイソンの世界観を具現化した店舗で、ユーザー自身が実際に見て触って、当社のテクノロジーを体験してもらうことが大切だと考えています。

――新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、ダイソンの掃除機などのモノづくりにどんな影響を与えましたか? 

 まず仕事の仕方が変わりましたね。組織の中で、モノづくりのプロセスも変わりました。また、外部環境にも変化が訪れています。人々の衛生に対する意識について、今まであまりきれいにしていなかった細かいところまで気を使うようになりました。

 例えばみなさんマスクをしています。これはフィルター機能ですが、そういうところを気にするのが習慣になったと思います。掃除機でいえば、われわれが目指してきたもの……「掃除機から排出する空気まできれいに」というダイソンがこれまで追求してきたことが、結果的に皆さんの意識の中に強調されるようになったと感じています。

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