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「おジャ魔女どれみ」とコラボで“想定以上の効果” 第一三共ヘルスケアが、制約だらけの医薬品で挑むデジタル戦略デジタル販促戦略の現在(4/4 ページ)

『おジャ魔女どれみ』とコラボレーションした動画配信を軸に、口内炎の市販薬「トラフル」の売り上げ増を実現したのが、OTC医薬品(一般用医薬品)メーカーの第一三共ヘルスケアだ。成功の要因は、インターネット上だけでコラボ動画を配信し、TwitterやInstagramなどのSNSで拡散するデジタル中心の販促戦略にあった。

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コメントの熱量によって動かされる

 デジタルを活用した『おジャ魔女どれみ』とのコラボの成功によって、北條氏は今後もSNSで話題になる取り組みを進めていきたいと話している。

 「SNSは井戸端会議に近いと感じています。そこで話題になる種をいかに提供できるかがポイントではないでしょうか。特にオフラインのものがSNSで話題になった方が、拡散されるパワーが大きくなる気がします。オフラインの施策を、SNS上で消費者の方に取り上げてもらえるようなチャレンジをしていきたいですね。

 また、SNSではコメントの件数だけでなく、コメントの熱量によって動かされる部分があると、『おジャ魔女どれみ』とのコラボで強く感じました。そこで、今後は熱量の可視化にもチャレンジしたいと考えています。そういうサービスを持つ企業がありましたら、ぜひ一緒に取り組みたいですね」

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