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マネックス証券、スマホ証券「ferci」利用拡大 単元未満株取引手数料無料化も追い風
マネックス証券は10月5日、2019年6月にサービス提供を開始した、かんたんスマホ投資「ferci」の利用状況や、資産運用初心者層の利用動向や利用意向についてのレポートを発表した。
マネックス証券は10月5日、2019年6月にサービス提供を開始した、スマホ投資サービス「ferci(フェルシー)」の利用状況や、資産運用初心者層の利用動向や利用意向についてのレポートを発表した。
少額投資ニーズの拡大や買付手数料の無料化に伴い、21年7月〜9月の「ferci」経由の新規口座開設は、21年4月〜6月と比べ約1.5倍に拡大し、過去最高を記録。また、「ferci」を経由した取り引きの約9割が単元未満株取引となるなど、少額投資が広がっている。同社は、7月から主要ネット証券では初めて国内株式の単元未満株取引にかかる買付手数料を無料化した。
若者向けの資産運用サービスとして、海外においてはPayPalなどの決済サービスを提供する事業者が暗号資産サービスに続き、株式取引機能の提供開始を表明している。国内においてもNTTドコモと三菱UFJ銀行がデジタル金融サービス提供に向け業務提携契約の締結を公表するなど、スマホをベースとした金融サービスが拡大している。
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