2015年7月27日以前の記事
検索
連載

マールボロブランドが消滅 フィリップ モリス インターナショナルCEOに聞く「たばこビジネスの展望」新・たばこビジネス【後編】(4/4 ページ)

「煙のない社会」を提唱し、10年以内に日本国内の紙巻たばこの販売から撤退を目指すフィリップ モリス インターナショナル。陣頭指揮を執るオルザックCEOはIQOS ILUMAやTEREAの開発にも深く関わってきた。今後のPMIのビジネスについてオルザックCEOにインタビューした。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

ビジネスのポートフォリオも変わる可能性

 以上がオルザックCEOへのインタビュー内容だ。

 嗜好品の中でも、たばこやアルコールなど人体に影響を与える製品を販売するビジネスには、困難が付きまとう。マールボロブランドをなくし、紙巻たばこからも撤退し、加熱式たばこで勝負していくという判断は、ユーザーにとってベストな商品を提供しようとするPMIの姿勢の表れだろう。

 一方で、たばこだけではない事業への関与も深めており、将来のPMIのポートフォリオも変わっていく可能性がある。市場は常に変化しており、企業はその変化に対応できなければ存続できない。

 オルザックCEOはPMIがビジネスを続けていくための変化を恐れないリーダーだと感じた。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る