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安さが売りだった「しまむら」を変えた! 子ども服「バースデイ」のあなどれない実力:磯部孝のアパレル最前線(3/4 ページ)
出生数の減少に歯止めが止まらない中、ベビー・子ども服関連で快進撃を続けているチェーン店がある。それが、しまむらグループのバースデイだ。
両ブランドのSNSフォロワー数は10万人越え
そしてこの両JBのプロモーションでは、SNSによる効果も大きく影響している。futafutaの公式Instagramのフォロワー数は10.3万人、tete a teteのフォロワー数が18.4万人を数える。
業態も違うので単純比較にならないが、子ども服専門企業のナルミヤ・インターナショナルの人気ブランドの「petit main(プティマイン)」のフォロワー数が39.3万人、F.Oインターナショナルの旗艦ブランドの「BREEZE(ブリーズ)」のフォロワー数が18.6万人。さすがにpetit mainには及ばないものの、他のベビー・子ども服専門店ブランドでは遜色のないフォロワー数を誇るまでになっている。
さらに売り場展開でも新たな試みに取り組んだ。それは、ディスプレイ用テーブルの投入である。
もともとしまむらは、圧倒的な安さを実現するためにストア運営もローコストオペレーションを前提としている。そのため全てハンギングによる商品陳列を基本としている。
バースデイが展開するJBは、テーブルに商品を“たたみ置き”したことによって、より専門店っぽく見せた事も人気につながった要因のひとつ。ディスプレイ用テーブルの導入例は、ひとつの成功体験として現在は同グループの別業態、アベイルでも取り入れられている。
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