人気証券会社、「楽天証券」「野村證券」を抑え、おすすめ1位となったのは?
インベストメントブリッジ(東京都新宿区)は、運営する「ブリッジサロン」「いろはに投資」会員向けに、「人気の証券会社」の独自調査を実施した。その結果、おすすめの証券会社は「SBI証券」となった。
インベストメントブリッジ(東京都新宿区)は、運営する「ブリッジサロン」「いろはに投資」会員向けに、「人気の証券会社」の独自調査を実施した。その結果、おすすめの証券会社は「SBI証券」となった。
現在利用している証券会社を尋ねると、「SBI証券」が56.7%で最多となった。次いで「楽天証券」50.0%、「野村證券」25.0%となった。年代別に見ると、40代以下と50代以上でラインアップが変わっていることが分かった。
40代以下を見ると、ネット証券の利用者が多いことが分かる。一方で50代以上になると「野村證券」など大手対面証券の利用者が多くなる傾向が分かった。特に、スマホ証券と呼ばれる「LINE証券」や「SBIネオモバイル証券」が若年層中心に浸透している。
次に、おすすめの証券会社を尋ねてみると、1位が「SBI証券」で48.3%、2位が「楽天証券」(33.9%)、3位が「野村證券」(13.3%)となった。
「SBI証券」を選んだ人からは、「手数料が安く、投資信託も豊富。つみたてNISAで積み立てするとポイントも貯まるため」(20代・男性)、「スマホ向けアプリが優れている。外国株の購入が可能。住信SBIネット銀行との連携が容易」(30代・男性)などの理由が挙がった。
「楽天証券」を選んだ人からは、「アプリでの機能が充実。無料のマーケット解説動画や日経新聞も閲覧できる」(20代・男性)などの声が挙がった。「SBI証券」「楽天証券」ともに、手数料の安さ、取扱銘柄の多さ、アプリの使いやすさなどが理由として多く挙げられた。
「IPO投資」「米国株」「投資信託」「つみたてNISA」「取引ツール」といった、カテゴリー別におすすめ証券を聞いてみると、どのカテゴリーでも「SBI証券」「楽天証券」が上位にランクインしていることが分かった。
調査は、「ブリッジサロン」メルマガ会員と「いろはに投資」LINE友だちの合計180人を対象に、インターネットで実施した。調査期間は2月23〜27日。
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