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TOTO USA副社長に聞く ウォシュレットの販売台数を倍増させた秘密赴任当時トイレの話はタブーだった(5/5 ページ)

TOTOの温水洗浄便座の売上高が、2019年あたりから大幅に伸びてきている。コロナ禍という特殊事情で注目された面もあるものの、好調の裏にはTOTOの知られざる地道な努力があった。販売の最前線に立ってきたTOTO U.S.A., INC.の野嶋克仁副社長に、売れ出した要因と今後の展望を聞いた。

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潜在顧客をいかにして増やすか

――現在はマレーシアから船で米国に運んできているウォシュレットを、将来的には米国の工場で組み建てる計画はないですか。

 タイミングも含めて検討は必要ですが、米国の現地でアセンブルするなどサプライチェーンの観点からも将来構想として考慮に入れていきたいと考えています。

――今後、ウォシュレットをさらに米国市場で普及させるための課題は何ですか。

 マーケットはあるので、何とか伸ばしていきたいと考えています。21年4月に発表したTOTOの経営計画の中でも触れていますが、ウォシュレットは今後さらに大きな成長を秘めていると思っています。

 その場合に重要なことは、温水洗浄便座を買いたいと感じる潜在顧客をどのように増やし、いかにその方々にTOTOウォシュレットにたどり着いてもらうか、だと思っています。「温水洗浄便座=ウォシュレット」という認知を今後も広げていきたいと思います。


写真提供:ゲッティイメージズ
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