トヨタグループの国内取引状況を調査 1次仕入先の資本金で8割を超えたのは?:東京商工リサーチ調べ(1/3 ページ)
トヨタ自動車は3月16日に発生した地震の影響を受け、3月18日と3月22日にも国内工場の追加稼働停止を公表している。
東京商工リサーチはトヨタ自動車およびトヨタグループと直接取引のある1次、間接取引のある2次の取引先数を調査し、トヨタグループ「国内取引先状況」調査を発表した。その結果、1次仕入先は資本金1億円未満が8割超であることが明らかになった。
3月16日深夜の地震で仕入れ先が被災し、部品欠品が続くトヨタ自動車。3月18日に続き、3月22日にも国内工場の追加稼働停止を公表。同社は2月28日に仕入先で発生したシステム障害の影響があったほか、3月15日に新型コロナ感染拡大などによる部品供給不足で国内工場を稼働停止している。
資本金別・トヨタグループの取引先
トヨタグループの取引先を資本金別でみると、1次仕入先(1万951社)のうち6209社(構成比56.7%)が「1000万円以上5000万円未満」だった。以下、「1億円以上」が1731社(同15.8%)、「5000万円以上1億円未満」が1490社(同13.6%)と続く。
「1億円未満」(個人企業他を含む)は9220社で、1次仕入先の8割以上(同84.1%)を占めた。2次仕入先(2万4797社)では、最多が「1000万円以上5000万円未満」の1万2347社で、ほぼ半数(構成比49.7%)となった。
1次販売先(6997社)は、「1000万円以上5000万円未満」の3429社(構成比49.0%)が最多に。次いで、「100万円以上500万円未満」が1062社(同15.1%)、「1億円以上」が823社(同11.7 %)と続いた。「1億円未満」は6174社で、約9割(同88.2%)を占めていた。
なお2次販売先(1万4940社)では、「1千万円以上5千万円未満」の5512社(構成比36.8%)が最も多かった。
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