調査リポート
トヨタグループの国内取引状況を調査 1次仕入先の資本金で8割を超えたのは?:東京商工リサーチ調べ(2/3 ページ)
トヨタ自動車は3月16日に発生した地震の影響を受け、3月18日と3月22日にも国内工場の追加稼働停止を公表している。
産業別・トヨタグループの取引先
次にトヨタグループの取引先を産業別でみると、最も多い1次仕入先は「製造業」(5352社・構成比48.8%)だった。以降は「卸売業」(2119社・同19.3%)、「サービス業他」(1579社・同14.4%)と続いた。
「製造業」をさらに細分化した業種別では、「自動車部分品・附属品製造業」の727社(構成比13.5%)が最多に。次いで「金属用金型・部分品・附属品製造業」(248社)、「金属工作機械製造業」(191社)、「金属プレス製品製造業」(128社)、「アルミ・同合金プレス製品製造業」(115社)という結果になった。
一方、1次販売先で最も多いのは「製造業」(1623社・構成比23.1%)で、「サービス業他」(1481社・同21.1%)、「小売業」(1431社・同20.4%)と続いた。
関連記事
- 猪瀬直樹が日本の自動車産業に警鐘 「テスラとではガラケーとスマホくらい違う」
2050年までのエネルギー革命について「もはや選択の余地はない」と語るのは、作家であり元東京都知事である猪瀬直樹氏だ。「今の日本の自動車と、テスラとではガラケーとスマホくらい違う」と話す同氏に、EV(電気自動車)を巡る日本の自動車産業の構造的課題と、エネルギー政策の展望を聞いた。 - 「希望退職を募集することになったら、私はJALを辞めます」 日本航空・菊山英樹専務
コロナ禍による国際、国内の旅客数減少が長期化して日本航空(JAL)は苦しい経営が続いている。経営破綻後に当時の稲盛和夫会長(現在は名誉顧問)から経営のやり方を巡って叱責された経験がある菊山英樹専務にインタビューした。 - 上場企業の「想定時給」ランキング、3位三井物産、2位三菱商事 8000円超えで「ぶっちぎり1位」になったのは?
上場企業の「想定時給」ランキング……。3位三井物産、2位三菱商事に続き「ぶっちぎり1位」になったのは? - 「年商1億円企業の社長」の給料はどれくらい?
「年商1億円企業」の社長はどのくらいの給料をもらっているのか? - 「この企業に勤める人と結婚したい」ランキング トヨタ自動車、任天堂をおさえての1位は?
「この企業に勤める人と結婚したいランキング調査」。1位は「地方公務員」(28.6%)だった。 - 富士通・時田隆仁社長に聞く「年収3500万円」の運用状況 みずほシステム障害への対応は?
富士通の時田隆仁社長に、今後の事業展開の方向性を聞いた。 - ヤマト運輸が舵を切るデータ・ドリブン経営 “DX請負人”の中林紀彦執行役員を直撃
ヤマト運輸が顧客サービスを改善しようと、宅配に関する膨大なデータを駆使したデータ・ドリブン経営に舵を切っている。その仕掛人であるデジタルデータ戦略担当の中林紀彦・ヤマト運輸執行役員を直撃した。 - リニアを阻む静岡県が知られたくない「田代ダム」の不都合な真実
静岡県が大井川の減水問題などを理由に、リニア中央新幹線の建設工事に「待った」をかけ続ける一方で、「黙して語らない」大量の水がある。静岡県の地元マスコミも触れられない「田代ダム」の不都合な真実を追った――。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.